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2013/09/25 自分から動く事

塾の課題でスプリットキャスト法とチェックバイトを使った実習をやるそうです。
何回かこの実習は行っているのですが、それだけ少数歯残存の咬合再構成の術式には重要な部分と理解して取り組んでいます。
咬合器はどうやら作業側の再現が難しいらしい。
それは作業側が器用に動く咬合器であっても、調節範囲から外れる事があるくらい多様に動く事を学びました。
多様性に追随できる機能をと考えた時期がありましたが、操作性、経済性等等
やる事に対する効果と手間の煩雑さがどうしてもつりあわない。
近代の咬合器は堅牢でブレが少ない事は、前回の某Kavo咬合器で理解はしましたが、
そのデザインや評判とは裏腹にそれほど器用に動ける訳でもなく・・・。

例えばこんなのはどうでしょう
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塾の見本で出ていたスプリットキャストプレート付きの咬合器ですが
この精度のメタルのスプリットキャストプレートは現在は市販されていない。
多分この咬合器の中では一番新しい部品で、工業製品としてはこの咬合器にくらべれば小さい規模で作られたものだと思います。
小さい規模でも現在の部品の工作精度は、咬合器がつくられた1960年代に比べると良いものができるのでは・・・。
例えば130-7型の弱点は顆頭間軸が細い事
同型でシャフトの太くなった130-22はほとんど流通していない。
番号不明だが22番より太い顆頭間軸をもったものがある事をしりましたが、市場で流通しているものを
見た事がない。
ではつくったらどうか?
スプリットキャストプレートももっと精度を上げたものを作ったらどうか?
いままでは、どなたかから教わってばかりでした。
努力の方向が間違っているかもしれませんが、
自分から動く努力をしてみようと思います。

by nooji1 | 2013-09-25 00:58 | 補綴