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2015/01/20 年齢と10年後を考えた治療

月に一度の黒田勉強会に参加して参りました。
 ミニケース3例 内一例は自家歯牙移植により3壁性骨欠損の修復を狙った症例
初診時の資料から処置方針と10年後がどのようになっているかを予測する。
「じっくり一症例」 昨年暮れから1週前に初診時の状態から処置方針を前もって
考えて提出するという方法になりました。初診時が健康寿命に近い患者さん
Eichner B3で前後のすれ違いが初診時に見えている欠損形態。
処置方針は 
 欠損改変派とそのままの欠損形態での施術派に分かれてのディベートを行いました。
論点はすれ違い一歩手前の状態が、術後に害悪をもたらすかどうかと言う点と介入時の年齢
をどうとらえるか

論文抄読は日本歯科評論 昭和49年1月−3月 金子一芳先生著 咬合器ー私の使い方
間接法と咬合理論が緻密に書かれており、40年前の論文とは思えない内容です。
全調節性咬合器を臨床で使われることはほぼないかもしれませんが、咬合器にできて
出来ない事を理解する事と間接法の限界について理解する一助となるとおもいました。

by nooji1 | 2015-01-26 17:10 | 勉強会