2017/08/25-27 救歯会サマーセミナー

久々の更新です。年に一度2泊3日の救歯会サマーセミナーに参加して参りました。
山中湖のリゾートホテルで、喧噪を離れてひたすら症例検討や、臨床を考える大変ストイックなセミナーです。
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冒頭の写真は診療室からの帰路。淡路町交差点からの朝焼けの写真です。この日は発表準備に朝4時半までかかってしまいました。
毎年統一テーマが決まっておりまして、今年は「経過観察から学ぶ」というテーマです。
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余談ですが、この日はホテルに着く前に日没も撮ることができました。山中湖の日没もなかなか綺麗です。
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上はスマホでのお手軽撮影。綺麗に撮れますね。下は一応持参した一眼レフですが三脚もなく自分の技術ではこんな感じにしか撮れませんでした。

5年ほど前にも一度このテーマで行われましたが、開院から10年目になった当院の経過は、色々と経過観察自体や症例の経過について考えさせられます。
毎年一人一題出題が義務づけられている。全員発表が基本のセミナーですが、毎年何らかもう一題異なるテーマで出題を依頼されることが多く
発表の機会を頂ける事は大変ありがたく思っております。そういう発表の機会を得られることで得てきた知識や技術があるようにも思います。
今回は経過観察をする為に必要な情報管理と言うことでデータベース管理に関する発表を仰せつかりました。
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データベースによる管理をお勧めする発表がよいのかと思うのですが、考えあぐねた末に結局いつも自院でどのようにおこなっているかを出題しました。その結果、こんな細かいレイアウトを最初に説明しなくてはいけなくなり試行錯誤の末画面をアップして一部をみせたりひいて全体を見せたりと映像をつかった発表となりました。発表会場とスクリーンの大きさ40分という時間、発表時刻を考えると、こんなの40分も見せられたら絶対に寝る(笑)とかんがえ、症例とグラフを足して出題としました。
 しかし今までは入力のみだったこのデータベースでなにが見られるかを見る事ができたのは、当院にとっても大変意義深い事だったように思います。
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画像系のデータベースについても現在行っている方法を出題しましたが、クラウドサービスを使っている以上いつ同じ使い方が出来なくなるかも分からない為、かなり消極的におこないました。
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データベースの検索から得られた自院データでもっとも綺麗に得られた結果です。欠損歯列のリスクとなる項目をいくつかあげて平均喪失歯数と相関があるかどうかをしらべたわけです。調べてみるとEichnerB3までは平均喪失歯数との相関が得られました。しかしB4になると喪失が0となりました。これも興味深い結果です。
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全員発表で出題した症例がちょうどEichner B4の下顎欠損先行の症例です。この症例に対しては左右の7番を加圧因子と捉えて下顎へそれぞれ
移植しました。 救歯会や救歯塾では定石の考え方かとおもうのですが、わずか10例の症例でもEichnerB4症例の平均喪失歯数が0というのは無視できません。Eichner B4症例はすれ違い症例一歩手前、や下顎無歯顎一歩手前という位置づけではなく「比較的安定な症例群で、そのような危険な症例が数%ある」という認識に改める必要があります。 また介入を行った症例はその過不足と妥当性をはかる為に何年も経過を注意深く観察する必要がありそうです。



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by nooji1 | 2017-08-26 22:11 | Trackback | Comments(0)

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