2017/09/11 救歯会外来講師講演会 河原英雄先生

年に一度の救歯会外来講師講演会に参加して参りました。
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黒田勉強会で抄読していた論文「対治と同治」から今回外来講師講演会にお呼びする運びとなったかと思います。
 そもそもなぜ黒田勉強会で論文抄読をする事に成ったかというと、一つの動画ががきっかけでした。


寝たきりになっていた人が海外旅行に行けるようにまで回復する。最後の時間まで諦めず来院者さんの尊厳を守る。介護をするご家族や介護士の負担を軽減する。人生の最後までかめると言うことは認知症を防止し、身体の衰えを防止する非常に分かり安い例かと思いました。
河原先生は今年76歳に成られるとのこと。 かつてはサファイアインプラントや全顎の咬合再構成を精力的に手がけて折られた河原先生は、現在インプラント治療から全面撤退されておられます。拝読論文にはインプラント自体は効果的で来院者から感謝される事も多くあったが、高齢となり「これ以上噛めなくても良い、手が動かない為細かい手入れが必要なインプラントを外したい」といわれ、来院者のご高齢である問題と身体の問題から対応が出来なくなる事態になったご自身の経験を書かれておられました。現在は都心部ではなく、郊外の無歯科医村のような所に移転されて現在でも現役で治療をされておられるとの事。インプラント撤退も移転開業も、いままで行っていたことを180度方針転換するという事は勇気もいるでしょうしエネルギーも使う事でしょう。それでも正しいと思ったことを貫き通す意志の強さのようなものを感じました。
 一方で介護の現場は、河原先生が分かり安く示していただいたような明るい話題だけではない複雑な問題もあると思います。しかし技術だけの事ではない河原先生の意思や来院者に生きる活力をあたえるようなお人柄に触れた思いがしました。

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by nooji1 | 2017-09-12 11:13 | Trackback | Comments(0)