2017/05/07 単独行(Goldmanの著書)

3年ほど前に救歯会の大先輩に頂いた本なのですが、残念ながら本棚に積ん読になってしまっておりました。しかし厚意で頂いた物ですし、なにより読むことで得られる事があるだろうと思い挑戦することとしました。以前Ten Cateの組織学を衛生士と2人で読んでいた時は、誰かと読むことでペースを保てていましたが、今回は単独行。まあふつう読書は一人で行う物ですけどね。
回りくどい表現に悪戦苦闘しながらも、暇をみつけてはちょっとずつ読み進めております。 
オリンピックくらいには読み終わらないかなあ・・・。
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by nooji1 | 2017-05-07 16:21 | | Trackback | Comments(0)

2016/05/25 必見「歯根破折の予兆を読む」

6月号の「歯界展望」が医師薬出版からとどきました。
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 救歯会会員の先生方の歯根破折症例をあつめてレントゲン写真の予兆時の
所見を疫学調査結果と座談で検討するという企画が掲載されています。レントゲン画像から歯根破折の兆しをよむ事が、どのくらい出来るか? この企画はそもそも、昨年の黒田勉強会でM先生の発案で立ち上がりました。約一年間勉強会で検討がなされ救歯会の会員の先生方のデーターが収集されてこのような形になりました。
 掲載されているデンタル写真はどれも画質、方向も綺麗で大変見応えのある特集となっております。
レントゲンの画質や撮影の規格性に拘ると、歯根破折のような予測がしづらいものにもかなりの信憑性で予兆を読むことが出来る事にも驚きましたし、救歯会の先生全員が掲載されているレベルの画質、規格性を持っている「救歯会」ってすごいなと改めて感じました。 お勧めの記事です。
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by nooji1 | 2016-05-25 21:31 | | Trackback | Comments(0)

2013/08/20 歯科技工別冊"誤差”を埋めるクラウンブリッジの臨床・技工

こんな本をみつけました。
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クラウンブリッジによる補綴をするシーンは臨床では、小さいものではインレーから大きなものでは全顎のレベルまで行われない日はないくらいメジャーな処置と思います。

型どりから模型をつくり、修復物ができあがって口腔内にセットされるまでには必ず誤差が生じます。
印象をとってから頻繁に技工所と連絡をおこない、紙媒体や写真を使っての情報のやり取りを行うことが多いかと思うのですが、なかなか技工所でのこの”誤差”を埋めるために行われる仕事を細かいレベルでは知らない事が多いです。
様々な実験的考察から、誤差がなぜおこりどのように修正するか?という内容が非常に仔細に書かれていました。
大変良い本でお勧めです。
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by nooji1 | 2013-08-20 14:30 | | Trackback | Comments(0)

2012.10.18 勉強会抄読

次月の院外勉強会「黒田勉強会」の準備をしております。
今月の担当はレポート発表
月一報で論文抄読をしており、その論文について発表をするという役です。
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当月の論文は
補綴臨床 2012年3月45巻2号 119頁
「特集 プラークコントロールの次に来る課題」 熊本県菊池市 林康博先生
経過の長い臨床報告も素晴らしいですが、目を引くのはファイルメーカープロを使ったデーターベース構築とその結果の考察かと思います。
以前の臨床医の学会「臨床歯科を語る会」で実際に同先生のデータベースを拝見した時にはその緻密さに感動しました。 スタディーグループに入っている先生方は日頃の症例では、診断に耐えられるレントゲンの画質向上、プラークコントロール、修復物の適合等にご尽力されておられる事と思いますが、一例報告での経過ではない自分の施術の経過はとても興味深く拝見した記憶があります。
メインテナンスに応じている患者さんでも数パーセント歯を喪失していくケースがある。それらには歯ぎしりや食いしばりと言った力の要素が影響しているのではないかという仮説が、データベースからも裏付けられているように思い素晴らしく思いました。
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by nooji1 | 2012-10-19 16:53 | | Trackback | Comments(0)

2012.04.26 舟を編む

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久々に小説をよみました。 もともと女性誌「CLASSY」に連載されていたもの。国語辞典を編纂する人々が一冊の辞典を完成させるまでをお話にしたものです。 辞書の編纂がモチーフという一件堅苦しい内容がファッション誌に連載されていたというのも驚きです。読み始めると文章の読みやすさかあっという間に読み切ってしまいました。国語辞典を作るという事は、言葉に対する情熱や執念が必要で言葉を編む事が面白い事が分かりました。
分からない言葉に出くわした時に、最近はもっぱらインターネットで調べる事が多いのです。しかしながら今一度辞書を見直してみようかと思いました。
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by nooji1 | 2012-04-26 23:55 | | Trackback | Comments(0)

2010.07.18 論文抄読 現代の歯科臨床 9臨床診断

現代の歯科臨床 9 臨床診断 DENTAL MOOK 1987.9
第5章 欠損歯列における臨床診断      黒田 昌彦著

 学生時代、成書で診断という項目は自分にとっては大変わかりにくいものであった。臨床における診断が大学ではわかりにくかった理由は、今おもうと縦割りとなっている各科でそれぞれに診断と言う項目があるものの、それを総合的に考えるやり方を教えられる機会がなかったからではないかとおもう。冒頭補綴的な目と歯周的な目で立体に見る事の重要性を記してあったが、各科で部分的にしか見ることの出来ない大学では教えられる機会がなかったのも仕方のない事のように思える。
 「「客観的診断」が歯科医療の中で果たしてあるのだろうか」というある種アンチテーゼ的な問いかけにしばらく考え込んでしまった.スタディーグループでは決して懐疑主義的でも独断主義的でもないようにおもわれる。自分の診断に客観性を求めようと努力しつつもそうはいかない事はむしろ普通で、そういった問題があることは認識しておかなければならないという事を学んだ。
テンポラリーの重要性
欠損は必ずしも補綴すべきではない
プラークコントロールのできない患者は補綴すべきではない。
欠損歯列の処置目標は「咬合位の確保」
ぎりぎり最小限の支台歯でできないかを検討する
 これらは文中に出てきた言葉を抜粋したものだが、どれも以前黒田先生から教わっていた言葉である。これらの大事さを再認識した。
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by nooji1 | 2010-07-18 16:53 | | Trackback | Comments(0)

2010.05.13  箱?

最近読んだ本で感銘を受けたものがコレです.
「自分の小さな「箱」から脱出する方法」 大和書房 アービンジャー・インスティチュート著
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原題名 Leadership and self-deception getting out of the box
組織のリーダーと部下
夫婦
世の中でおこる人間関係のトラブルはこの「箱」に入っている状態から発生するというもの。
箱とは「自己欺瞞」自分の素直な気持ちを裏切った時のことをさすのだそうです。
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by nooji1 | 2010-05-13 01:16 | | Trackback | Comments(2)

2010.05.07 論文抄読

Effect of Restorative Procedures on the Strength of Endodontically Treated Molars
Jack Linn MDSc and Harold H. Messer, MDSc,PhD
Journal of Endodontics vol20 no10 october 1994 p479-485

根の治療を受けた奥歯の強度が、詰め物の種類によってどのくらい影響を受けるかという内容です。
よく根の治療をすると割れやすくなるというお話があります.
自分の経験や、他の先生の症例の経過においても根の治療を受けた歯の方が強度が弱く折れやすいという印象を受けます.
1.根の治療を行った歯の中にアマルガム(水銀合金)を詰めたもの
2.根の治療を行った歯の中、山の部分をアマルガムで形作ったもの
3.根の治療を行った歯に、山を覆うようなゴールドのキャップをかぶせたもの
の3種類の抜いた歯で作ったモデルの上から力を加えて、その強度を測定した結果がかいてありました。

結果は歯の山の部分を覆ったタイプで強度に有為な差がでたということでした。
最低侵襲(できるだけ歯を削らない)治療が昨今では大事といわれていますが、
治療のシーンによってはこの「最も侵襲の少ない」という度合いは、本当に慎重に見定めないとならないようです。
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by nooji1 | 2010-05-07 23:45 | | Trackback | Comments(0)

2010.04.29 最近読んだ本

岩波新書 「外科医と盲腸」 大鐘稔彦 著

日本人の証であるかのような右下腹部の傷
虫垂炎=盲腸炎→「盲腸」を切り取る手術という国民に浸透した間違いを非常に分かりやすく解説してありました.
 「たかがモウチョー」でも鑑別診断は実は難しく、術前の診査と診断がいかに重要かが伺える内容です。
文中に出てきたエピソードとして印象深かったもの。
モウチョー専門医の算術
 著者の医学書の読者がのべた「貴著冒頭の数章はもっぱらモーチョーの話に終始、興味且つ感嘆しつつ拝読しました。それというのも抽宅の近くにモーチョー専門医を自称されモーチョーの手術が大変上手だということで評判を撮っておられる先生がおられるからです」に対し苦笑を禁じ得なかったとの事でした.

おそらくこの盲腸専門医は、ほんの2センチ程度の小さな傷から虫垂を引っ張りだし、ほんの15分程度で手術を終え、入院も4~5日でおしまいという謳い文句でPRし、モーチョー博士の異名を取っているのではないかと想像された。
手術費用や、手術時間も胃の手術(単純な胃切)より手軽で、虫垂切除のほうがはるかに気楽でこれを多くこなした方が実入りがよい。
 かくして、恐らく、自費診療が健康保険制に代わった1990年代後半から、アッペは個人開業医あるいは民間病院の格好のドル箱的収入源とみなされ、「右下腹部痛」を訴えてかかるクリニックや病院を訪れた患者は片っ端からきられていったものと推測される。というくだり。(一部要約)

歯科業界にもにたような事があるのではないだろうか?

虫垂が人体の免疫を司る重要な臓器であること。他の疾患との鑑別診断が非常に重要で「右下腹部というのは人体の言うなればスクランブル交差点のような場所」であること。
外科においては、数多の疾患をこなす事のできる専門医集団が連携する病院の存在は数少ない事をを述べておられました.特に時間のない要外科手術症例においては、深く広い経験のある外科医という存在の重要性を述べておられました.
著者の若い頃の失敗談なども興味深く、小説やドラマになってもおかしくないのではないか?と思わせる。文章の秀逸さを感じました.
調べたところ大鐘先生は、現在淡路島で僻地医療に従事されており小説も執筆されているとの事でした.
また小説「孤高のメス」は今年の6月に映画化が決定されているそうです.
http://www.kokouno-mes.com/公式サイト
http://twitter.com/kokounomesu twitter公式アカウント
http://www12.plala.or.jp/takayama-roran/
ブログも存在しました.
ちょっとこの先生のファンになりました.
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by nooji1 | 2010-04-29 20:59 | | Trackback | Comments(0)

2010.03.12 本レビュー

以前 鷹岡先生に紹介していただいた本を読んでおります.

講談社現代新書「素顔の医者」 中川米造
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日本の医療がどのような経過をたどって、現在の姿になったのか?。
なぜ、医者は患者さんが帰るとき「ありがとうございました」といわないのか?
なぜ白衣をきるのか? 
現在の医療の姿となるまでのルーツが、分かりやすく書かれておりました.
おどろいたのは、現在の医療系の大学のよくあるパターン
一般教養の先生は、非常勤講師による授業がおおく講義の切り売り的なものがおおく、講義がすんだらさっさとかえってしまう。 だとか
臨床科目の講義
 臨床講堂、他の学部の階段教室と違うのはこう配のきつい事。教壇までの距離が長いのは本来はそのスペースに入院している患者さんを教室までつれてきて、診察実習をする時に使うのだ。
など、非常に記憶にあるシーンが克明に描写されておりました.
ああ、あのスペースは本来その為にあるんですね。
これから医療を目指そうという方にはおすすめの本ですね。
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by nooji1 | 2010-03-12 00:27 | | Trackback | Comments(0)