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技工室にパソコンを入れてみました


久々にブログを更新しました。

院内のLAN環境を久しぶりに入れ替えました。

ハードウェアの入れ替えが必要になったためです。

院内では歯周組織検査と患者さんのデータベースをLAN環境でfilemakerで入力しております。

そのLANに技工室を組み込もうという訳です。

技工室は、パソコンに取ってはあまり好ましい環境ではありませんがなんとか

ケーブルを開通して、組み込むことができました。
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ワックスアップの際にもこれで口腔内写真をプリントアウトしないで済みます(笑)
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キーボード台が苦労しましたが、テーブル下の引き出しにネジ止めで固定。
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技工作業のときは机の下に収納する感じに。




# by nooji1 | 2023-10-31 15:20

サマーセミナーに参加して参りました。


毎月参加している勉強会「救歯会」の年1の合宿に参加して参りました。
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サマーセミナーに参加して参りました。_b0112648_19425467.jpeg
コロナと、30周年記念の催しの為暫く開催できていませんでしたが、ようやく開催となりました。

統一のテーマは「クラウン」

CAD/CAMやセラミック、ジルコニアが台頭し、またメタルの価格高騰

メタルフリーがもてはやされている傾向と相まって、保険自費ともクラウンの「脱メタル化」

が進む昨今です。

パラダイムシフト的な世の中の流れなのか、どうかもあります。

間接法による補綴がある程度完成の域に達するまで50年かかったようです。

今だに解決していない問題もちらほらあります。

コレまでの総括の試みと、現状の新しい技術はどの程度使いものになるのか?

このあたりが議論されました。



# by nooji1 | 2023-08-29 13:30

セメンテーションについて考える

こんにちはのじでんです。

最近詰めものが外れていらっしゃった患者さんがおります。

当院にとっては結構大事件でして・・

どのように大事件かというと、野地デンタルクリニックが開院して17年目にして

自由診療の修復物の脱離第1号の症例なのです。

セット後約10年くらいのものです。

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前回のブログで取り上げた左右偏在の症例で47の比較的長い遊離端

尚且つ義歯の支台で、高カリエスリスクというかなりシビアなケースに3/4冠にピンを施して補綴しました。

昨今のメタルフリーは、ジルコニアやプレスタイプのセラミクスなどでほぼ修復の主流となりつつある様におもいます。

ですが、この方の様に基礎疾患があってインプラント埋入をためらうご高齢の方で義歯の支台ともなるとセラミックで

耐えられる訳もなく今だにメタルを使わざるを得ない状況は続くことでしょう。

その為今後も一定数(あるいは高齢化にともなって増加?)の需要は有るものとおもっています。


脱離部位をよく観察すると、被着面が金属のため、カリエスで汚染した部位以外は支台側にセメントが付着している。

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10年前のセット時にはこのような形成をしておりました。

上の写真を見ると、金属面には接着材が接着しない事を、考えなければ成らない様におもいます。

4-META系のスーパーボンドでの接着を期待してセットした訳で、メタルフリーの材質でもジルコニアはこの状況に近い感じになることでしょう。

被着面に接着しないなら、極端な話メタルもジルコニアもエリートセメントでよいと言う事になります。

透過するタイプの修復物であれば、色合いは問題になるものの・・・。

あとメタルほどの内面適合は期待できるのかどうか?

このあたりは技工士さんとのやりとりがまだまだ必要そうです


今回の一件で検討する事柄としては

 メタル素材での修復物のセメント材料の再検討。

 具体的には、充填材を含めて浮き上がりのしにくい再現性のよい材料を検討する必要がありそうです。

 もう一点は、ジルコニアの適合を見直す事。

 現時点ではセメントスペースをある程度容認して取り組んでおりましたが、接着しない事を重要視するなら
 
 内面適合はメタル並みの追究が必要になってきます。

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こんな時に思い出す論文は昭和57年の展望の座談でシリーズ企画
クラウンの周辺3 セメンテーションをめぐってです。

鋳造試験体を金型実験とセメント材料の検討。

病理学的な考察など現在見てもかなり参考になる論文です。

前回の黒田勉強会での拝読論文でした。

2度目の論文抄読だったのですが、1度目に気付かなかった事が少々。

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試験体とセメント材料の浮き上がりの検討は、決してスムースフィットを目指すという事柄では無いと言う事。

この様相をみて、眼前の診療室でのフィットをみても、この4種類かどうかは分からない。

このフィットはこの論文を書いた先生とラボのもの。

自分でやらなければ、同じフィットを得る事はできないと言う事を学びました。

暫くこのあたりを検討してみようと思っています。



# by nooji1 | 2023-06-01 12:13

院外勉強会に参加して参りました。

月に一度の勉強会「黒田勉強会」に参加して参りました。

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3ヶ月前くらいから、神田周辺の会議室に場所を移して行われております。

久し振りの出題で、暫く準備に時間をかかってしまいました。

黒田勉強会では、3時間かけて症例検討と論文抄読を行います。

初診時のデータから問題発見と治療方針決定を全員でおこなう。

10年後にどのような経過をたどっているか?を予測してから、実際に経過を出題者が発表する。

処置方針の根拠や、経過についてのディスカッションを行うという方法で症例検討を行っております。

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初診当時60歳台の男性の方

特記事項としては糖尿病が基礎疾患としてある。

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クロス偏在になりそうな予想は初診時にはしておりました。

しかし、上下前歯部の堅牢さは左右のすれ違いにまでは至らない事を表していると判断。

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上顎は基礎疾患もあると言うことで、義歯補綴。

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義歯設計は今だったら、もっとシンプルにこんな風にしている事を反省しました。

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治療経過では右上7番をなんとか再建出来たこともあり、10年間はなんとか右の咬合支持域を守る事ができました。

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経過では唇側のオーバーブラッシングと

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舌側のアンダーブラッシングになやまされました。

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基礎疾患のコントロールもままならない状況が10年ほど続いていたため、甘味の問題もあり、2次カリエス→強度低下→歯根破折という流れで

右上76が弱体化して行きました。

結果論ですが、「今ならこうする」義歯にしていたらこの崩壊でクラスプの一箇所が使えない状況になっていた事にはなります。

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右下5が歯根破折で残せなくなるという状況になりました。

10年の経過中は右上の喪失が進行し、欠損歯列的にはまだ許せるコースをたどっていたのが、一転して

下顎の問題に発展。

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右下に固定性補綴は成り立つかもしれませんが、少しでも清掃性をよくするために、内冠を入れての片側処理での
義歯補綴としました。

まだまだ術後経過が心配なかたなので、今後も経過を見ていくかと思います。


# by nooji1 | 2022-10-21 10:00 | 勉強会

岐阜のK先生の結婚式に行って参りました。

こんにちは 

野地デンタルクリニック 野地です。

連休で、勉強会で10年来のお付き合いの先生の結婚式にご招待された為岐阜へ行って参りました。

新幹線と在来線を乗り継いで2時間くらいかかって現地に到着。


思えば彼は東京の勉強会に、毎月(他のセミナーやらなにやらも合わせると毎週の時もあったような・・)この道のりを通っておられたのかと思うと頭が下がります。

ときどきサンダルで来ていた時もありました(笑)

旅の道すがらそんなことを考えていました。

初めてといえば、前日に彼の配慮で鵜飼いを拝見させてもらいました。

日本書紀にも著されている、日本の伝統的な漁法。

シーズンの最後という事で、天候もあいまって肌寒さのなかでの鵜飼いでしたが、大変幻想的な光景でした。

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K先生のスピーチ 彼とはつきあいも長いのですが緊張してますね(笑)人一倍気を遣う先生なのでさぞや・・

あまり見ない笑顔です。

奥様と末永くお幸せにしてくださいね。


# by nooji1 | 2022-10-17 10:00