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2012.04.25 衛生士さんと勉強

月一の勉強会とは別に衛生士さんと個別の勉強を行っております。
内容は論文の抄読歯周治療―変容する臨床像への対応 (治癒の病理 臨床編)
第一章を約一月かけて毎週読んでいきます。 
衛生士さんとのディスカッションの中で、細菌検査や抗菌薬をもちいた療法についての話題が出てきました。
少し本質からずれてはいるかなとは思いますが、そういうものが必要になるシーンが皆無かというと
すこーしはあるかもしれません(笑)
でもほぼ大半の患者さんには、歯ブラシや生活習慣の改善のほうに重きを置いてほしいと思ってます。

でもそういう興味のある事を無下にしてしまうのももったいないので、この本を一緒に読んでもらう事にしました。
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炎症にかかわる、キニンカスケード アラキドン酸カスケード
サイトカインの産生細胞、標的細胞、働き 
衛生士さんに知っておいてほしい事がたくさん書いてあります。はっきり言って日々の臨床や勉強会でもっとも話題になりにくい内容です。

歯周組織を悪くしている細菌にはどのようなものがいるのか?
そしてそいつはどういう悪い事をするのか?
悪い事をする度合いをはかるときはどのように行うのか?
悪い菌を退治する抗菌薬はどのようにしてその細菌をやっつけるのか?
1足す1がどうして2になるかを知る必要がないという意見もあるかと思いますが、それを知らないが故に迷惑を被る患者さんがいたとしたら大変失礼な事なので、知らなくてはならない。
臨床に直接役に立たない知識だなんて野暮な事は言いっこなしです(笑)。

by nooji1 | 2012-04-25 13:20 | 勉強会