2013/08/23-25 救歯会 サマーセミナー ナイトセッション
2日目 ナイトセッションでは 少数歯残存症例にもちいるチェックバイト法についてディスカッションがおこなわれました。 件の なつやすみの自由研究は、ここで出題しました。

通常の口腔内描記するタイプのゴシックアーチトレーサーの前方にステンレス製のバーをとりつけて
左右のだいたい同じ位置にアクリル製のシャーレをとりつけます。
この中に白色のワックスを同じくらいの量いれてかためます。
生体の顎運動の範囲でシャーレから飛び出ないように下顎の同様につけたステンレス製のバーに
スタイラスを取り付けて先を研ぎます。 この尖端が任意の咬合面と言うことになります。

スタイラスを付ける前に上下のトレーサーをつかってゴシックアーチを描きます。
側方チェックバイトを採得して右側方運動時の後方指導要素だけ設定します。
ちなみにスプリットは下段の様な感じになりました。

下顎の前方のバーにそれぞれスタイラスをつけて、口腔内で自由運動をした結果です。
白いワックスはスタイラスで削り取られて尖端は、ちょうどインレー形成の先角のようになっています。
動画は咬合器上でおなじ右側方運動をしているところですが、生体で削り取ったワックスを咬合器の動き
では追随するように動いて見えます。 少なくともさらに深く削るような感じには動いていない。
しかしこの生体と咬合器の両者には違いがあるとおもうので・・・。

一度削り取ったワックスをこんどは青いワックスでうめて、今度は咬合器上で右側方運動のみさせて
この青いワックスを削り取ります。そうすると1番 作業側と4番では下の白いワックスの見え方がかなり
違うことが分かりました。
理論的に作業側ほど生体の動きを咬合器で再現する事が難しいと言うのはわかるのですが、はたして再現
性の有るものなのかどうか。 追試が必要です。
こんな発表をしました。
by nooji1 | 2013-08-27 21:10 | Trackback | Comments(0)