2015/12/26 院内勉強会

今月も月に一度の院内勉強会を行いました。
内容は以前から拝読している 医歯薬出版 口を診る・生活を読む
三上直一郎先生著
 2編4 患者さんは伝えたとおりに理解するとはかぎらない
レポート発表は当院スタッフのSさん。
 今回は1ヶ月間かけて治療時の説明を来院者さんが、どのように受け取ったか?
 説明者がどのように伝えたかったかを両者ともアンケートをとり、比較するという取り組みをしてくれました。

伝えたいと思うことを伝える為には、分かりやすい説明の方法を工夫することも大事ですが、
伝えたいことが伝わったかを聴いてみる事や、本当に伝えたいことは繰り返し伝える事が大事である様に思いました。

今回のレポートに因んで院長出題の問題発見症例
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多数歯に渡る骨欠損と、一部歯牙欠損をともっなっている症例。
治療当時は全身疾患もなく、比較的回復しやすいと目測したケースでした。
しかし治療に入るとなかなか来院者さんの疾病認識や生活習慣の改変などに一進一退を繰り返し
来院者、術者とも大変だった記憶があります。
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しかし治療に対する口腔内の反応はよく、徐々にですが骨頂部の緻密化が得られる様になりました。
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右下の根分割、左下の挺出や補綴形態など反省点は多々ありますが。
歯周組織の安定が得られたと判断。メンテナンスに移行しました。
しかし、メンテナンスの重要性はポストカウンセリング時にはあまり重要視されず、退職を期に来院が2年ほど
途絶えてしまいます。
2年後に応急で来院されたときには、「先生に下あごの前歯をよく磨く様にと・・・」とのこと
確かに、来院が途絶える最後の回でその部分のお手入れのチェックをしました。
そのときに何気なくいった一言が、その後に行われたポストカウンセリングよりも印象深く残ってしまって
いたことを理解しました。
力の影響も多分にある症例の為、2年間のノーメンテナンスはさぞ問題が起きているかと心配しましたが・・。
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左上終了時 右下2年後
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右下は破折が心配ですが、なんとか安定している様子。
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問題が起きた下顎前歯部 舌側の清掃不足からポケットが再発し、逆行性歯髄炎を起こしてしまいました。
コミュニケーションの重要性を再認識しました。
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by nooji1 | 2015-12-26 22:16 | Trackback | Comments(0)

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