2017/10/08 救歯会外来講師講演会

例年救歯会の外来講師講演会は年に1度なのですが今年は昨月に引き続きもう一度催されました。
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講師はスタディーグループ「火曜会」の金子一芳先生 火曜会は長い歴史を持つ歯科のエリート集団のスタディーグループ。その火曜会を何十年と率いてこられたオピニオンリーダー。80歳を超えて今年診療室を閉じ、臨床の第1線から退かれたとの事。のじでんが卒業して今まで様々な時に深く影響を受けた先生です。
講演会では
 欠損歯列の考え方の変遷
 移植 インプラント
 患者ヒストリー
 歯科医と患者の50年
 今歯科医に望まれること
など様々な話題についてお話を拝聴しました。

救歯会からは苅谷先生 壬生先生の両名がいずれも下顎欠損先行症例に対して
処置を行い、術後経過から金子先生に御意見を頂くという形で発表が行われました。
苅谷先生は下顎の受圧条件にインプラントによる「足す改変」
壬生先生は欠損歯列の改変をおこなわないという決断をした症例でした。かつて卒後まもなくから現在に至るまで救歯会のセミナーで欠損歯列の基本を教わって参りました。
欠損形態
咬合状態
カリエスリスク
歯周疾患の状態
などなど様々な問題が複雑に絡まっている大変分かりにくい事柄をシンプルに分かり安く教えて頂いたのが救歯塾だったと記憶しております。
問題をそれぞれ分離して、もっとも顕著な問題を様々な症例の類似点、長い歯科の歴史から作り出された分類からアイコン化して考える「スクリーニング」という考え方は大変意義の深いものと思います。
 当院でも術後経過が10年の症例がちらほらと出てきました。しかし自身の臨床を振り返り「読み過ぎ」の過誤を痛感する機会が増えてくるように感じてきました。またそのような事を教わる際に理解や共感が出来る様になってきました。
来院者の個別性というさらに一歩進んだファクターを加味する必要があること。歯科の疾患が「慢性疾患」主体である事からその症例の病状進行を「経過観察」で「待つ」ことにより読む必要があることを再確認した講演会となりました。
講演会前の風景

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発表前の準備している苅谷先生。いつも周りに笑いをさそうようなムードメーカーですが、発表前は真剣。一番最初のセミナーからのじでんと一緒に学んできた先生です。もう10年以上一緒に闘ってきたいわば「戦友」。懇親会の席では、私をいつもライバル視してくれているといってくれましたが、実は実力はもう私では遠く及ばない存在となってしまいました。
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その苅谷先生と長くお世話になってきた六本木駅前歯科、日高先生(中央)
 基礎資料の規格性や処置方針を立てる上で直面するさまざま問題をご相談させて頂きました。またいろいろなシーンでチャンスを下さる先生です。写真左は府中の壬生先生。症例の個別性や慢性疾患で「待つ」と言うことを教えて頂きました。
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日高先生の奥様。卒後2年ですでに全顎的な治療をこなしておられた天才的な先生です。(左)気鋭の久保先生(右)。講演会前、プロジェクターの調整の1シーン
懇親会での呈示症例から金子先生の少数人数の塾が行われるという事になったようです。また色々とお話をお伺いして来たいと思います。





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by nooji1 | 2017-10-16 17:27 | Trackback | Comments(0)

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