久しぶりの更新です。
月に一度の院外勉強会に参加して参りました。今月は約1年に一度の発表の回でしたので出題しました。
今回の発表は、通常の1例報告ではなく統計の手法を用いた発表を行いました。治療をする上で、臨床実感やスタディーグループでのケースプレゼンテーションからの疑似体験を積み重ねるいわゆる「帰納法」的な方法は大変重要ですが、数量が表せる物であれば、治療効果の「差」を客観的に表現できる統計学的手法は重要な手段かと思います。馴染みづらい分野ですが、手の内におさめていきたいと思います。
テーマは「自家歯牙移植」当院で行った症例の内、失敗のリスクファクターとなるものを検証する目的で行いました。
三つ目はこのRを用いた有意差検定です。
今回の発表準備に新たに取り組んだ事が3つほどありまして、一つは'生存時間分析」
です。疫学の教科書を用いての独学です。まずは手計算でどのような物かを理解して
いきました。
二つ目は発表に際して、必要な統計解析ソフトの使い方を学ぶことです。統計解析はエクセルでは限界がある為、新たなソフトを使えるようになる必要があります。また市販の統計解析ソフトは非常に高額。今回使用を検討したソフトは「R]というソフトです。オープンソースで学術論文でも認められているソフトですが、使い方が難しい
様々な本を今回は読むことになりました。
このような書籍を読んで参考にしました。
なんとか生存曲線まで描いて
複数の生存曲線の比較を検定できるところまでには至りました。今回の発表を振り返り、様々な反省点も見つかりました。発表の機会が無ければ、このような事を勉強する事も無かったかと思います。有り難い事です。また次回に行かしたいと思います。