2008.01.07 印象つづき
こんばんはのじでんです。
前からとりくんでいるシリコーン印象材の検討ですが、ml単価と練りムラの少なさからペンタミックスという機械練りの型どりの機械を購入し、善し悪しをみている最中です。
上記の長所は非常に魅力的で、誰がやっても熟練者の手練りをした感じに近づけるというところが、ガンタイプのものと違うのです。又カートリッジ一本の量が多く単価が安いというのもよいです。
以前からトクソーインプリンシスをつかっていたのです。
この印象材は接着剤がとても薄く、さらに恐ろしくレジン個歯トレーに食いついてくれるのです。
極限までこの印象材を薄くするためには非常によいのですが、それ以外で使うときは印象材が柔らかいのでとくにインレー、アンレーにはつねづね向いていないのではないかと思っておりました。
なので、前述の機械で練りムラが少なく、硬くて安い印象材があればコレに超したことはないという理屈なのですが、
以前試した。ポジションペンタ、インプリント2ヘビーボディー、の両者はトレーマテリアルといって、フローの良いパテのような材料と考えた方がよさそうでそれ自体、単一印象材としての使用は全周が縁上マージンでもないかぎり、うまく採れないので、これとは別にインプリント2のウォッシュマテリアルというのが必要だそうです。
これはフローが良い反面、インプリンシスよりも柔らかくちぎれたり、印象変形の危険がありそうです。すくなくともレギュラータイプでないと・・・。
そこで単一印象をもくろんでつくられた唯一の印象材がありまして。
インプレガムペンタソフト コレです!。
早速テストをしてみました。
付加型のシリコーン印象材ではなく、はじめてのポリエーテルラバー印象材
これは左がポリエーテルラバー用の接着剤、右がいままでのインプリンシス用接着剤
まずインプリンシス用接着剤をつかってトレーに盛ってみたのですが、接着が弱かったです。材質の違いなのでしょうか?
そこで純正の接着剤をトレーを一度きれいにしてから塗り直してみます。
塗膜はやはり厚め、でもこの場合は接着さえしてくれれば、この厚みは問題ではないです。
使い始めはペーストが不均一なので、ちょっとだして
シリンジにもり
トレーに盛って
模型にもった後硬化を待ち、様子を見ると
やはり接着がよわい・・・。手で押すとはがれてしまいます。
説明書には、保持のために穴をあけてみたいなことがかいてありますが、
これだけフローがよいと印象圧がかからず、歯肉縁下マージンは採れないのではないかとおもいます。
・・・どうなんでしょうかね?機械ごとヤフオク行きか、もしくはよい印象材がでるまでお蔵入りかもしれませんね、もうすこし検討の余地がありそうです。
by nooji1 | 2008-01-07 22:56 | マイクロスコープ