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2018/12/18 個別性を読むこと

月に一度の院外勉強会に参加して参りました。

本日は症例検討3例。

前々回くらいからの新しい試みで、初診時の読みを強化すべく事前の資料に終了時や治療方針の情報がない状態で検討していきます。

以前来行われている、スクリーニングからの診断から一歩進んで患者さんの個別性を診断や処置方針検討に織り交ぜてのディスカッション。

未だに進化を続けている勉強会に驚きを感じます。

論文抄読は 日本歯科医師会雑誌vol.71 No7 2018.10号 欠損補綴への取り組み 〜患者の個別性への配慮と対応〜 壬生秀明先生

本勉強会の先生が書かれた論文を抄読するという日が来ることが驚きです。

卒業間もない先生にとっては、病態の把握や進行に得体の知れない欠損歯列はやはり「怖いもの」。

症例の難易度や、未来予測にはスクリーニングは大変有用で、様々な症例に救われる思いがしました。

しかし同じ欠損形態でも、問題が起こる方もいれば、起こらない方もいる。

その意味を深く考えるという試みで、画期的な事柄です。

「歯数」などで一般化しやすい「個体差」は学会や論文、スタディーグループ、先生同士の会話の共通言語としては大変使い勝手が良い。

一方で誰もが、同じ症例がない事を知っているように個別性については少なからず考慮した上で治療方針を立てている。

一般化できない、客観的に書くことが難しい内容を大変分かり安くまとめて有りました。

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写真は今年喜寿を迎えた黒田先生のお祝い。

皆さん言い笑顔です。
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by nooji1 | 2018-12-19 12:52 | Trackback | Comments(0)

2018/12/13 院内勉強会を行いました。

月に一度の院内勉強会を行いました。

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今月は初診患者さんの問題発見を行いました。

写真やレントゲン写真から得られる問題を発見し、因果関係や症例の難易度を考える作業です。

単純な問題のスクリーニング作業かと思えば、その患者さんごとに実に様々な細かい問題が写真からみてとれます。

3年目になる当院の衛生士もようやくですが、それぞれの問題点がどういう意味を持つのかをつないで考える様になって参りました。

過去の既往や過去に起こった事から、問題点の共通性を見いだす。

問題点の原因を予想する。

疑問を持つことは難しいですが、問題が読めるようになると大変嬉しいものです。

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今回は、一歯単位の問題点だけでなく、一口腔単位の問題を見てもらう様に欠損歯列の症例を呈示しました。

しかしこれは若干難しい。

やはり基本は歯牙が揃っていて問題がある方をどのように読み解くか・・・。

先日のスキーセミナーと違ってなかなか、相手のレベルに寄り添う事の難しさを感じます。

書籍の抄読はD. カーネギー先生 「人を動かす」

以前衛生士と抄読した、長野県の衛生士勉強会「百合の会」新人合宿での「モチベーション」について書かれた作文に

本書が出てきており、二人で興味を持ったわけです。

自分自身は何度か再読しておりますが、スタッフとシェアするのは初めてです。

患者さんのモチベーションアップに参考になればとおもい第1章から抄読をはじめました。



by nooji1 | 2018-12-13 10:27 | Trackback | Comments(0)

2018/12/07-08 平沢先生BSAセミナー

ようやくスキーの季節がやって参りました。

今年も志賀高原 熊ノ湯スキー場で行われる。

BSA主催 平沢文雄先生のプライベートセミナーに参加して参りました。

平沢先生は今年で84歳ですが、84歳とは思えない鋭い滑りをされておられました。


今年は暖冬のせいか、積雪量がすくなくゲレンデもかなりさみしい状態でしたが・・・。

ゲレンデは一カ所がなんとか滑走可能の状態でのセミナーとなりました。

それでも滑れる状態のゲレンデがある事はありがたいことです。


今年はターン要領の内のターン後半の外足首の緩め方から、つま先への重心移動に焦点を絞って

教えて頂きました。 お話をお伺いする事は今年で3シーズン目になりますが、最初のシーズンは

内容が全くわかりませんでした。

今見返すと、その理論の合理性がとてもよく分かります。

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体がどのような状態になっているかを把握して、言葉として伝える。

そして伝える相手がどのように受け取るかを予想して、相手に合わせてお話の仕方を変えられる。

物事を指導する際の「繊細」さに毎年瞠目致します。

このようなところでも日々勉強です。




by nooji1 | 2018-12-09 10:25 | Trackback | Comments(0)

2018/10/06-07 ソロキャンプに行って参りました。

今年も週末の連休を利用して、ソロキャンプに行って参りました。
本来は9月に行こうかと思っていたのですが、台風やら子供の入院やらで大体の予定はおじゃんとなりまして(笑)
子供も復調し、先週末直撃した24号を追従してきた25号は見事にそれた為、
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準備もそこそこに奥多摩へ。
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予定外のトラブルもちらほらありましたが想定内。
しかし、なかなかこの趣味はどなたかをお誘いするのが難しい(笑)結構過酷。
息子が小学生くらいになって、やりたがったら連れて行こうかな。
昨年は飯ごうによる炊事も慣れたもので、最近は勘でも炊けるようになりました。
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薪での焚き火は何故だか癒やされます。
渓流のせせらぎは眠る際には結構うるさい(笑)
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あけて二日目の朝は5時に起きてまったり。
天候は曇天、これは降り出すかなという事でタープ。
程なくして案の定振ってきた。川幅が増す前に撤収する事としました。

リフレッシュして明日も頑張ろう。




by nooji1 | 2018-10-06 10:44 | Trackback | Comments(0)

2018/09/28 根面の性状を考える

こんにちはのじでんです。日常の臨床の中でも観察→原因に対する仮説を立てて物事を考えて→処置をすすめる
という一連の流れを見直そうと言うことで衛生士と取り組んでいます。日常臨床ではとかく、拡大して観察する
という事を疎かにしがちなためです。
衛生士と抜去歯牙を使って根面の性状と、インスツルメンテーションによる処理を考察することにしました。

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重度歯周疾患で自然脱落してしまった方の歯牙表面を観察すると、様々な凹凸があります。正常ではない部分が
多数あります。 セメント質の剥落が認められ、根面カリエスがあります。
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自然脱落前の左上中切歯ですが、根面カリエスはポケット内ではなく歯肉退縮後に縁上で起こっていることがわかります。
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セメント質の剥落や残存している姿をみると少なくとも3層は見えている事がわかります。
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別のアングルから。一般的に根面への毒素の侵入する距離はほとんどなく、水で洗うだけで落ちると言われています。根面の性状が滑沢であってもプラークの付着の具合は変わらない。その為衛生士がポケット部位に「長い上皮性付着」を狙おうとする場合に古来から言われているスケーリングルートプレーニングのように根面に侵入した毒素を取り去るまでプレーニングするわけではない事がわかります。しかし悪い部分を取り去ると言うニュアンスではなくても、根面はある程度平坦な方が良いと思います。

 わずかですが、大学院時代に経験していた。培養細胞の上皮は人工物に強固に付着していました。
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写真はアクリル製の培養シャーレのなかで底面に強固に付着する歯肉線維芽細胞です。上皮細胞も同様に滑沢なシャーレの表面にかなり強くくっついていました。上皮細胞にとってくっつく表面がある程度平坦であった方がよいのでしょう。 創傷が治癒する際にも遊走する上皮は平坦な皮下組織の上の方が早く進むのも同じ理由だと思います。手用のキュレットや超音波スケーラーで歯根の表面を処理した際にどのようになるか、平坦にする為にはどのようにするべきかを衛生士に見てもらおうと思います。



by nooji1 | 2018-09-28 13:35 | Trackback | Comments(0)

2018/08/24-26 救歯会サマーセミナーに参加して参りました。

今年も年に一度の救歯会サマーセミナーに参加して参りました。
今年のテーマは「私の難症例」。出題をするに当たり難症例とはなにかを考えなくてはなりませんでした。
考えやすいのは評価項目が比較的明瞭で客観的なものでの検討ですが・・・。
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歯数だけで評価した難症例はこんな感じでした。当院の1300余例の全症例中もっとも上下歯数のアンバランスな症例でしたが
世の中には更に難しい症例があります。力がつよく顎堤の部分が更にえぐれているような症例。黒田先生曰く、先生の臨床経験で1度ある
くらいとの事。欠損歯列の大家の先生の所で30年に1例だとしたら、歯数や歯列内配置が「すれ違い症例」であっても「難症例」では
ないと考えていて良い様に感じます。それでも万が一の可能性でも御来院される可能性がある場合に備えて精進が必要かとは感じました。
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話は変わりますが、毎年お世話になってきた山中湖から来期は場所を変えるとのこと。来年はもう少しサマーセミナーが通いやすくなりそうです。
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2泊3日で1時2時になるまで歯科治療のディスカッションを行います。10年間変わらない光景ですが、勉強になる貴重な時間です。


by nooji1 | 2018-08-27 17:31 | Trackback | Comments(0)

2018/07/07-08 臨床歯科を語る会に参加して参りました。

一年に一度七夕の日に行われる臨床医の勉強会「臨床歯科を語る会」に参加して参りました。
この会に参加し出して10年が経ちました。臨床歯科を語る会は毎年「新人発表」があります。
事前にエントリーされた若手の先生が大会場で著名な先生方を前にして発表するという代物なのですが、
今年の新人発表は救歯会からはおりませんでした。前夜に救歯会の先生方が集まって発表の予演を行うのが
毎年の恒例です。前夜祭後の予演会は今年はないかと思っていたのですが・・・
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やはりやるんですね(笑)
だれの予演会かというと、救歯会の太公望「月山先生」の発表です。
臨床歯科を語る会は勉強の他に「趣味」を紹介する会があります。このような歯科と関係ない発表でも全力で取り組むのは救歯会の良いところです(笑)
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救歯会のスキー合宿でも感じますが、月山先生の趣味への情熱と緻密さは仕事でもこのような感じ何だろうなという事を想像させます。
明けて土曜日の全体会
 まず菊川先生の新人発表時の映像と写真と共に、追悼の時間がありました。
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新人発表後の全体回は、火曜会 金子一芳先生 「歯科臨床60年」 
40年経過、50年経過症例はなかなか見る事ができません。貴重な資料であると共に、金子先生が取り組んで来られた事がまとめられておりました。恐らくもう聞くことはできない内容だったかと思います。
ご発表に伴い、このような抄録を頂きました。
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事前抄録とはおもえない丁寧な作りのそれは「書籍」でした。金子先生の現在に至るまでの「試行錯誤」が全て描かれており、大変分かり易く拝読する事ができます。 間接法や補綴精度の取り組みは、全顎補綴という頂きに達し補綴主体の時代の臨床は更に、欠損補綴や新たな材料、技術への挑戦へと連綿とつながる一連の「思考過程」である事がよく分かります。偉人の所作にため息しかでない訳ですが観察して考えるスタンスをまねて行きたいと思いました。
臨床歯科を語る会ではポスタープレゼンも行われます。写真は救歯会の吉野先生。移植歯の疫学調査とご自身の代表症例を発表されていました。

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学会のポスタープレゼントと違う点は「ギャラリーにとても有名な先生方がなぜか多数いること」(笑)写真中央は「線を引かない歯科臨床」の著者 押見一先生 奥には富山剣の会の牧野先生。


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午後は分科会が3つ開催されます。
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 のじでんはCAD/CAMと接着 現状と未来への期待という分科会に参加しました。金子先生の「未来憂慮期」とのコントラストが気になります。 メタルフリーへの流れは世界的に止まらないようにも思いますが、補綴や間接法を学べば学ほど金子先生の論文にあった「期待と蹉跌」という感情が芽生えます。挑戦する事の大事さも感じられました。
 余談ですが302のこの部屋の奥側をこの画角でとるとなかなかかっこいいなと毎年思うようになりました。
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プレゼンでは、スカイプを使った沖縄からの発表や、光学印象を用いた「直接法」による補綴など新しい手法が紹介されておりました。
修復物の経過がどのように推移していくかが興味深いところです。
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分科会を支えた実行委員の先生方お疲れ様でした。
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土曜の終わりの懇親会の様子。今年から新しく参加される実行委員の面々
救歯会からは名村先生が参加されます。(写真左から2人め)菊川先生の遺志を継いで頑張って下さい。
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懇親会後の「趣味の部屋」の様子。3人の先生方が発表されていました。写真奥は天草でご開業されている松田先生。3先生とも大変面白いお話を聞かせていただきました。
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冒頭の月山先生のご発表も大変盛況でした。月山先生お疲れ様でした。
例年多くの事を学ぶ会ですが、今年も多くの事を学び、多くの刺激をうけて参りました。



by nooji1 | 2018-07-09 18:09 | Trackback | Comments(0)

2018/06/17 久しぶりに大学の同期と会いました。

大学時代に在籍していたゴルフ部の先輩の結婚式に参加して参りました。
学年が近かった事もあり、比較的長い時間ご一緒した先輩でした。
末永くお幸せになって下さい。
写真はテーブルが一緒になったゴルフ部の同級生、後輩とあと同級生
ちょっとした同窓会です。だいたい変わっていないように見えるのは
本人達だけでしょうか?(笑)久しぶりに懐かしい時間を過ごしました。
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by nooji1 | 2018-06-17 15:02 | Trackback | Comments(0)

2018/02/17 院内勉強会

月に一度の院内勉強会を行いました。
 今月から新しい論文を抄読して参ります。「歯科医院におけるRisk Hedge」歯界展望 vol123 no 1--125 no2 2014-1~2015-2
以前救歯会の梅原先生から頂いた論文です。院内での一次救命救急処置を見直すこととしました。

 問題発見は、臨床記録の一つ一つを見直す為に、臼歯部のレントゲンに絞って見ていきます。
 歯槽骨頂部の歯槽硬線がどうなっているか? 等ルーティーンで見ている7項目に加えて細かい所をディスカッションしました。
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昨年から勤務しだしたスタッフもいるため、安定していたと思われる像(右下56間)が

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炎症によりレントゲン透過性がまして、プロービング値が大きくなる。

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歯周治療を施して再び安定像がでる一連の流れをみて、歯周組織が安定している状態なのか(正常なのか?)現在進行形で破壊されているのか(異常なのか?)
を見定めるトレーニングをしました。



by nooji1 | 2018-02-17 17:30 | Trackback | Comments(0)

2018/01/10 移植歯の経過

以前ブログで紹介した移植歯の症例です。骨の中で機能していない親知らずを
再び使えるように利用する自家歯牙移植術。インプラントにはない魅力があります。
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左下の欠損部分には顎堤も細く、インプラントでは埋入できても付着歯肉を作ることが難しい領域なんですが移植であれば・・・
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歯根膜という歯に本来備わっている靱帯は骨や健康な歯周組織を作り、整える能力があります。
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模型上の咬合接触点と
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口腔内での実際の接触点 セルフケアをチェックしたらようやくメインテナンスです。


by nooji1 | 2018-01-10 12:23 | Trackback | Comments(0)