カテゴリ:勉強会( 120 )

201810/02 キュレットによる根面の研磨を検証する

こんにちはのじでんです

前回からSRP時の根面がどのように研磨されるか?(削れてしまうか?)を衛生士と検証しております。
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前回の抜去歯牙のこの表面に対しておこないます。まずこのままの状態で歯根表面を平らにする様にキュレット操作してもらいました。
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凹凸が分かりやすい様にマジックで色をつけて写真を撮ります。

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うえと同じ写真です。 赤い矢印の所はキュレットのエッジの幅で「かんな」をかけたように平らになっているところがあります。
右側に、これは実際の口腔内でのSRP中に先端でつけた傷のようなものが残っています。これは平らにしようとすると、この溝に
直交する方向にストロークするのが近道そうです。

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溝になっているところに直交するストロークでインスツルメンテーションしてもらいました。
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こんな感じに溝は消えて平らにはなりましたが、よくエッジの研がれたキュレットだと一方向のみのストロークだと
ピーラーで皮をむいたニンジンのような多面体になります。だからバスケットウェービングが必要。

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次に超音波スケーラーです。左からパワー1、3,5 で一筆書き 1はほとんど削れない。 5は逆に音と振動が痛そうです。
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先ほどの手要キュレットで平らにしようとしていた根面に、更に超音波スケーラーをあてるとこんな感じになります。パワーは3単屈曲のチップ
研磨したハンドスケーラーとは違い削れ方に丸みがあります。 こちらも凹凸ができる為細かく色々な方向から研磨を試みる必要がありそうです。

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最後にシリコーンポイントでメタルと同様に研磨しようとすると、実際に縁下では不可能ですがこんな感じ。

歯肉縁下で触っている限りは平坦にするにも限界がある事が分かりました。






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by nooji1 | 2018-10-02 18:13 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)

2018/06/07 救歯会例会発表を行いました。

久しぶりの更新です。
月に一度の院外勉強会に参加して参りました。今月は約1年に一度の発表の回でしたので出題しました。
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今回の発表は、通常の1例報告ではなく統計の手法を用いた発表を行いました。治療をする上で、臨床実感やスタディーグループでのケースプレゼンテーションからの疑似体験を積み重ねるいわゆる「帰納法」的な方法は大変重要ですが、数量が表せる物であれば、治療効果の「差」を客観的に表現できる統計学的手法は重要な手段かと思います。馴染みづらい分野ですが、手の内におさめていきたいと思います。
テーマは「自家歯牙移植」当院で行った症例の内、失敗のリスクファクターとなるものを検証する目的で行いました。
三つ目はこのRを用いた有意差検定です。
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今回の発表準備に新たに取り組んだ事が3つほどありまして、一つは'生存時間分析」
です。疫学の教科書を用いての独学です。まずは手計算でどのような物かを理解して
いきました。 
二つ目は発表に際して、必要な統計解析ソフトの使い方を学ぶことです。統計解析はエクセルでは限界がある為、新たなソフトを使えるようになる必要があります。また市販の統計解析ソフトは非常に高額。今回使用を検討したソフトは「R]というソフトです。オープンソースで学術論文でも認められているソフトですが、使い方が難しい
様々な本を今回は読むことになりました。




このような書籍を読んで参考にしました。
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なんとか生存曲線まで描いて
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複数の生存曲線の比較を検定できるところまでには至りました。今回の発表を振り返り、様々な反省点も見つかりました。発表の機会が無ければ、このような事を勉強する事も無かったかと思います。有り難い事です。また次回に行かしたいと思います。


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by nooji1 | 2018-06-07 15:31 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)

2017/11/12 日本臨床歯周病学会の認定医となりました

昨月から日本臨床歯周病学会の認定医となりました。
お世話になりました。火曜会の鎌田先生有り難うございました。

今後も専門分野を広くより深くきわめて行く所存です。
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by nooji1 | 2017-11-12 10:42 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)

2017/02/21 黒田勉強会

月に一度の勉強会に参加して参りました。今年の2月は第1週が救歯会スキー部。第2週がもくあみ会。先週がなんかよう会との合同勉強会。来週は因みに例会発表とすでに半分以上が終わっているのですが、振り返るととんでもない強行スケジュールでした。
今回はミニケースが2例で1例は当院から出題しました。

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治療終了が2008年なので来年終了から10年が経過する方。治療終了後様々なトラブルに見舞われました。 幸い2カ所の抜根で済んでおり、喪失は免れております。力のつよさやパラファンクションによる歯根破折やセメント質剥離。現在は明らかに咬合力が減退しておりますが、根面カリエスという別の問題に直面しつつあるようです。じっくり一症例は左右的すれ違い傾向のある、少数歯残存症例。問題点と処置方針を討論10年後の喪失と「どのような残存歯の配置が望ましくないか?」を討論しました。レポート発表は 89年歯界展望別冊「診断と治癒像を探る」から 欠損歯列の処置の客観的評価を求めて 黒田昌彦 著欠損歯列を病態としてではなく、障害モデルとして捉える先月拝読した「対治と同治」にも通じる内容です。現在でも欠損歯列の処置に対する客観的評価は存在せず、難しい問題である事が分かりました。
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by nooji1 | 2017-02-22 16:39 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)

2017/2/18-19 欠損改変の対価

救歯会の若手の先生11名と火曜会の若手の先生の会「なんかよう会」との合同勉強会に参加して参りました。3年程前にもおこなっておりますが、なんかよう会の先生方と症例を持ち寄り診断や治療方針の是非などを討論する会です。
前日の懇親会では各会より2名の先生のお伺い症例。
自家歯牙移植、意図的再植術の術式や適応の是非。欠損歯列における咬合再構成の手順などが話題となりました。
19日は10人が出題。討論の内容は主に欠損歯列の診断 改変の是非 咬合に関する話題 自家歯牙移植についてはCBCTでの術後評価なども話題に上りました。
3年前の合同例会でも比較的話題になったのは「欠損歯列改変の是非」


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特徴的だったのはこの症例、左下の犬歯はすでに喪失。その後右下54番が相次いで喪失した時点で上顎の7番を下顎の4番相当部に自家歯牙移植。ついて左側も上顎7番を分割し下顎の5番相当部に自家歯牙移植を行い、加圧条件の減弱、受圧条件の強化と咬合支持を獲得するという処置が行われました。右下の3番を守る為に下顎前歯が崩壊して無歯顎に移行するのを守る為に欠損を改変するという点に対して討論が行われました。
少し前にGCのシンポジウムで救歯会の壬生秀明先生が欠損歯列における個別性を話題にされておられました。3年前の同合同勉強会ではこの欠損歯列改変の部分で色濃く両会の特徴が現れた瑛におもいました。やはり話題としては盛り上がる論点のようです。
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両会の先生方の様子を数枚ですが写真に収めました。終始楽しい会だったと思います。
先週のもくあみ会でも感じましたが、火曜会の若手の先生方の熱意とエネルギーの高さを実感し大変刺激をうけました。
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by nooji1 | 2017-02-18 15:53 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)

2016/02/11-12 もくあみ会

年に一度の勉強会「もくあみ会」に参加して参りました。
 「臨床基本ゼミ」のOB会であり、「勉強したことが身につかず「もとのもくあみ」にならないようにという意味合いがあるとの事です。
 発足はかなり古く、今年で15周年ということ。勉強会としての原点に返るべく今年は日曜日も全体回ではなくケースプレゼンテーション
 が行われ、全体で14人が出題されました。
  各スタディーグループの気鋭の先生方の発表と言うことも、新人の先生の熱意のある発表もあり全体的にすごいレベルの発表だったと
 感じました。今年の臨床歯科を語る会でも分科会のテーマとなるディープオーバーバイト症例の問題についても話題が登り、一年間のはずが
 大変な浦島太郎状態を体験しました。火曜会の先生方の進化のスピードに瞠目しました。さすがエリート集団です。
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2日目にこのような書籍をいただきました。以前黒田勉強会で黒田先生にご紹介頂いた書籍で、かつて2年前と3年前に行われた長谷川成男先生をお呼びしての救歯会外来講師講演会で拝読した参考文献に幾度となく登場した論文です。まさか手に入るとは思っていなかったので大変嬉しかったです。有り難うございます。来年のもくあみ会は新潟で行われるとの事です。


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by nooji1 | 2017-02-13 16:37 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)

2016/12/20 院外勉強会に参加して参りました

月に一度の勉強会「黒田勉強会」に参加して参りました。

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本日は一例報告3題
 1症例目は「歯牙保存の意義を考察した1症例」K先生
 39歳女性の方 左上6番が弱体化しており、トライセクションとエクストルージョンを用いて保存されておられ、4年
 の経過から歯牙保存の意義について考察されておられました。
 発表は口腔内写真をあえて使わず、デンタルエックス線写真だけでおこなうというもの
 予後不安歯がどのくらいまで経過するかが読めない状況や、経験上読みづらい場合は安易な抜歯は避けて保存に努める事が重要のように感じました。
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二症例目は下顎片側遊離端欠損のコーヌス支台歯にトラブルを生じた1症例 N先生出題
 62歳女性の方
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片側遊離端の症例 右側の智歯は重要です。左側の咬合支持のうち5番は歯内歯周疾患合併症を起こしており4番は
 ポストの方向、太さとも心配な状態です。治療終了時にこの左下45番は支台歯として使えるようにまで回復
 左下45と右側8番をもちいたコーヌス支台と右下4番の間接維持装置という義歯補綴が行われました。
 2年後に支台歯の維持力が集中したと思われる左下4番のポスト脱離、初診から約9年で5番も弱体化してきつつあります。
 ディスカッションでは、義歯設計と予後不安歯の経過を受けて今後の処置方針などが行われました。
三症例目は左上犬歯を守るImplant と天然歯連結の行方 M先生出題

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53歳女性のかた#26が喪失したことにより上顎に遊離端ができました。左上犬歯は遠心に骨欠損があり
鈎歯としてはかなり脆弱な状態。左側の咬合支持をつくり犬歯を守る為に左上小臼歯部にインプラントを
埋入。9年の術後にインプラント埋入と、犬歯の経過について考察されました。
じっくり1症例 欠損歯列症例の問題発見と処置方針、10年後の予測をそれぞれの先生で出し合います。
今回は N先生が出題してくださいました。


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53歳男性 左下6番が歯根破折で喪失後の処置方針
 上顎はすでに大型の義歯を使用できている点から、挙動を抑えた義歯補綴を選択される先生が多い印象でした。
 下顎は加圧である右下8番を左下臼歯部に移植して補綴という案
 下顎から上顎右側への移植も出ておりました。
 左側の小臼歯、大臼歯部の咬合支持域をどのように維持若しくは確保するかがポイントのようです。
 実際にM先生の施術は#48→#16相当部移植 #47→#36相当部移植 列外で咬合接触に参加していない#41を#35相当部
 へ移植して固定性補綴を行うというものでした。
 焦点となっていた左下に関しては、長年の咀嚼側だったせいか、炎症の為かは不明ですが骨密度が高く血液の供給の
 非常に悪いコンディションだったとのこと。
 レポート発表1988年歯科医師会雑誌より 黒田昌彦先生著 「歯周補綴を考える」
  「歯周補綴」について技術的、理論的解釈が著されておりました。論文の主題と、主旨が違う所も興味深く
 きわめて臨床的な論文とおもいました。
 冒頭の2ショットは出題で使った物ですが、来院者さんが自立して自分の健康を守ろうとプロモーションする上で
 留意している二つの考え方を挙げてみました。


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by nooji1 | 2016-12-21 17:51 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)

2016/11/27 日本臨床歯周病学会 関東支部教育研修会で発表致しました。

日本臨床歯周病学会の関東支部会での発表を行いました。
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学会発表は大学院時代以来なので、実に17年ぶりになります。
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発表会場は、結構広い!300人くらいの大きさでスクリーンが2面。おまけにサテライトがあるというもの。急に緊張してきました。
久しぶりの学会発表ですが、以前と違うのは大学院という枠内ではない事。全てが自由で、発表の全責任も自分に当然あります。出題症例は一例報告で研究による新知見も。診断の根拠となるエビデンスもディシジョンツリーもありません。だから自分は精一杯経過の有るものを出題しました。
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上顎右側に歯牙欠損を抱え、左側の大臼歯部が根尖までレントゲン透過性が亢進している症例です。
初診当時勤務先の同僚が担当、「#26#27は残せないので抜いて義歯かインプラントにしましょう」と説明して
来院が途絶えてしまいました。その後数年経って再来院された際に担当することとなりました。
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歯牙欠損部顎堤は下顎の親知らずを上顎のサイナスをよけて移植
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開業後も、当院まできてくださいまして、治療継続となりメンテナンスを経て現在に至ります。
上顎左側は切除療法で補綴しました。 
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移植した後方支台の経過。終了から8年後 移植時からは10年が経過しました。
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口蓋根を抜根した#26と#27はポケットを抱えながらも8年経過。お煎餅くらいは食べられるそうです。
救歯会の例会とは違う、様々な考え方の先生方の前での発表は大変勉強になりました。




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by nooji1 | 2016-11-27 21:12 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)

2016/11/13 救歯塾

GCの講演のあと、月に一度の勉強会「救歯塾セミナー」に参加して参りました。
今月が今年の最終回で、受講生の全員発表が行われました。
残念ながら今年は受講生の先生方の発表は、拝見できず黒田先生の時間からの参加となりましたが。
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黒田先生のレントゲンの規格性の高さを再認識しました。
今年一年は欠損歯列と間接法について考える機会を与えて頂き勉強になります。
叉来年もよろしくお願いします。

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by nooji1 | 2016-11-14 17:39 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)

2016//10/25 院内勉強会

月に一度の院内勉強会を行いました。
今月の抄読論文は
 現在歯数の推移から読む『治療効果」「患者満足」ー「歯の生涯図」の歯科医院における活用ー
歯界展望 2006年11月号 vol.108 no5
最近拝読している論文にしては比較的新しい論文です。
東京歯科大学 高江州義矩先生らによって喪失歯数のパーセンタイル曲線が開発、
東京都歯科医師会の協力により37000人のデータを元につくられた「歯の生涯図」という名称に
なり診療室で用いられていることを学びました。
当院でも説明などで用いることの多いツールですが、当院スタッフのSさんが当院の実例と共に
まとめて発表して下さいました。 彼女は助手さんながら前歴のキャリアを活かしてファイルメーカー
を使うことが出来る優秀なスタッフさんです。
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当院の来院者さんの内、歯牙欠損のない方を除いたデーターで来院傾向と喪失曲線状での推移を発表しました。



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by nooji1 | 2016-10-25 12:32 | 勉強会 | Trackback | Comments(0)